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執筆者の写真ヨカタク民救

救急隊の叫び

今回の記事は、救急車の事故についてです。


令和6年12月10日に岐阜県下呂市にて、救急車がガードレールに衝突し、車両が全焼する事故がありました。

この救急隊は、午前0時50分から往復で100kmの走行を行い、病院から引き揚げる途上で事故に遭ったとのことです。


消防は、大体が午前8時30分から翌日午前8時30分までの24時間勤務で消防署にいます。消防署にいる間は、指令が入ると出動し、それ以外が割り振られた事務や訓練を行います。

私が所属していた東京消防庁では、朝に前の勤務者との交替が終わると、車両や資器材の点検をして出動に備えていました。しかし、点検中でも指令が入ると速やかに出動し、病院へ搬送後、消防署に帰る途中で出動が続き、消防署に帰れるのは0時を回ることもざらにありました。


今回の事故は、未然に防ぐことができた事故なのか。


過去にも救急車が帰署途上で事故を起こすことはあります。いずれも過労による居眠りが原因となっています。


運転手の交替や、病院での休息(仮眠)、レストタイムと言われる救急隊の食事時間の確保などさまざまな対策を講じているものの事故は絶えません。


通常の精神状態ではなく、救急車は神経を常に張って運転しています。

それほど重要な役割かつ負担の大きい役割です。


救急車の在り方は、組織内でしか決めることができません。


しかし、救急車の活用の仕方は、一般市民、病院関係者により変えられると思います。


緊急は救急車。

転院は民間救急車。


もし救急車ではないかもと思うことがあれば、ご連絡ください。


救急隊経験のある救急救命士がご相談乗ります。



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